道徳職業講演会

講師:戸羽 透様

株式会社帝国データバンク 

東京支社調査第一部長

 

 高校で文系・理系に分かれる時、はじめて就職を意識した。出身地である北海道では、当時人気のあった銀行、百貨店、食品会社などが破たんするなど不透明な時代。反面、100年続く会社が全国で約2万社ある。お客様を見て、お客様の変化を見て営業しないと長続きしない。学生のみなさんが嫌う営業は、社長も行う重要な仕事で見直してみては。

 現在の仕事の内容は、企業調査をして点数をつけることが中心。仕事のやりがいは、お客様からの感謝と人材の育成である。

 就職活動においては、どんな業種があるか調べることが重要。また、会社の中にはいろいろな仕事がある。例えば、建設会社でも工事、設計のほかに事務もあれば営業もある。皆さんも企業のネームバリューだけでなく、自分がどんな仕事が向いているか考えてみて欲しい。

戸羽様は、具体的に埼玉県に多い職種や社長の出身大学ランキングの表を使って説明して下さり、将来の仕事について考える必要性を認識させてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講師:小坂忠司様

   財団法人 残留農薬研究所 研究員

 

「農薬が人の免疫系、神経系に及ぼす影響」に取り組んでいる。仕事に対するやりがいとは「社会への貢献」「後輩を育てる」「新しい研究への取り組み」があげられる。現在の仕事は「食の安全」がクローズアップされているため注目を浴びている。研究職であっても研究は一人でやるものではなくチームで取り組むので人間関係を育てる資質が必要である。どんなに優秀な人でも人間関係を築けない人は研究成果が出ない。大学進学の時の学部の選択は社会へ貢献できる仕事で人の生活に密着した職にかかわる分野を考えた。

小坂様は動画を用意してくださり、ラットの実験を見せて下さった。ラットの実験はとてもよくわかり生徒たちも注目して見せていただきました。

小坂様のチームとして仕事をするため、人間関係を育てることが研究者に必要な資質とおっしゃった言葉が印象に残りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道徳職業講演会

講師:早田裕一様

JTB首都圏川越支店勤務             

JTB首都圏埼玉西教育旅行センター所長

 

「旅行が好きなので、旅行業界の就職を目指した。

お客様に満足してもらうのは当たり前で、感動してもらうことを目指して仕事をしている。

お客様に頼られ、評価されると更にやりがいが出てくる。仕事は大変であるがこれをいかに楽しく出来るかが大切である。」と熱心にお話してくださった。

「英語の勉強も実技教科なので繰り返すことが大切である。」と「CNNニュース、や海外のドラマに親しむとよい。」とアドバイスしてくださった。

いつも学校行事の添乗でお世話になっている早田様のお話は生徒の心に響いたようである。来年のオーストラリア修学旅行、よろしくお願いします。