卒業生進路講演会(中3)

前回に引き続き、星野学園中学・高校を卒業して大学生活を送っている先輩をお迎えしました。11月27日(土)1時間目の道徳の時間には、2期生の高野先輩と4期生の横田先輩をお招きしました。


高野先輩は現在筑波大学人間学群心理学類の4年生です。卒論のためのアンケートをみなさんにお願いしたので覚えている生徒も多いと思います。心理学とは「人の心や考え方をわかりやすいようにグループ化してそれを数値で比較して証明していく学問」です。卒業後は大学院進学も考えましたが、一般企業に就職が内定しています。高野先輩は中学高校6年間、吹奏楽部ウインドオーケストラに所属していましたが、中学時代は8名しか部員がいなかったそうです。高校になるとクラブの練習時間も増えましたが仲間も増えてうれしかったそうです。練習時間が1時間増えたので帰宅が8時過ぎるようになり、行き帰りの電車の中、朝のHR前、昼休み、クラブの前の時間を利用して単語の勉強に取り組むなど工夫をしたそうです。クラブでは、勉強の悩みを打ち明けられる友達も出来て充実した高校生活を過ごしたそうです。   筑波大学を選んだのは、心理学を幅広く学べるからです。大学訪問した時にキャンパスの噴水に一目ぼれし、高校時代はずっと筑波大学を目指しクラブと勉強の両立をがんばったそうです。

大学の2年3年の時間割を紹介してくださいましたが、心理学の授業も何種類もありました。  

   

横田先輩は埼玉医科大学医学部医学科の2年生です。横田先輩は中学時代にはバトン部、高校時代は調理部に所属していました。中学受験は繰り上げ合格で中1の成績は170人中130番ぐらいでしたが、学校の勉強は授業中にすべて理解する、授業中にわからないところは休み時間に先生のところに質問に行くといった努力によって、次第に順位が上がっていったそうです。高校になると授業がいきなり難しくなったと感じ、本格的に勉強に取り組み予習復習を毎日やり宿題もどんなに多くても終わらせ、わからないものを次の日に持ち込まないようにしたようです。横田先輩は6年間遅刻早退欠席0で、体調管理がどれだけ重要かということも示してくれました。医学部医学科は医師を養成するための6年制の学科です。この学科に進学すると医師以外の職業を選べません。同級生は年齢もまちまちで再受験で入学した社会人の方もいる特殊な学科ですが、1学年100人のみで、団結力もあり全員とても仲が良いそうです。授業は月曜日から金曜日まで1時間目から5時間目まで毎日あり高校時代と変わりません。しかし授業は充実していて負担には感じないと言っていました。2年前期で解剖実習もあり授業中に動けなくなった人や泣き出す人もいるほど、医学科の勉強はとても辛く難しいものですが、仲間同士お互いに質問し、助け合って、ヒトを救うために一生懸命学んでいるそうです。

最後にみなさんへのメッセージですが、大学のオープンキャンパスやイベントに参加して今のうちから情報を多く集めて下さい。選択肢を増やし、目標を高く設定することで頑張ることができます。大きな目標を立ててそれに向けて小さい目標からこなしていくことで力がつきます。大学研究を沢山してがんばってください、ということです。

 

 

授業終了後は、好例の中学時代のクラブの後輩たちと記念撮影を行いました。お忙しい中、後輩のために丁寧なわかりやすいスライドを作成して説明をして下さり、本当にありがとうございました。