道徳講演会

3月6日(水)に、大講堂で道徳講演会を行いました。今年は琉球大学教授の古川雅英先生をお招きして、「 地震列島に暮らすための基礎知識」−地球の科学と探検−というテ−マで講演していただきました。 講演の内容は@巨大地震・津波が起こる原因A放射線の影響B地球を知るための研究の楽しさについてでした。

@巨大地震・津波の起こる原因については、太平洋プレ−トが北米プレ−トにもぐり込んでいてプレ−トの歪みが限界に達したときに起こるしくみや海水が海底で持ち上げられて津波が起こるしくみがわかりやすく説明されました。 
A放射線の影響については、自然界から年間2.4ミリシ-ベルト被ばくしていることを基準にして、福島第一原発の放射能の影響などを具体例で説明していただきました。そのお話の中で、放射能などあらゆるリスクから、総合的かつ合理的に安心、安全を判断するために地球を科学することの大切さを強調されました。
B地球を知るための研究の楽しさについては、世界中の自然界の放射線を測定するという極めて地味で根気のいる研究をしながら、一方で現地の方々と上手にコミュニケ−ションをとり、楽しく交流している様子が紹介されました。

最後の質問の時間では、「地質学的にみて 、富士山の噴火はありますか。」など生徒からたくさんの質問がでました。古川先生には一つ一つ丁寧にお答えいただき、誠に有り難うございました。